はじめての音楽スタジオ バンド練習初心者ガイド

バンドのメンバーは集まった。最初にコピーする曲を決まったら、レンタルスタジオでみんなで音を合わせてみよう。はじめてレンタルスタジオに挑戦しよう。

お金はどれくらい必要なの?

スタジオ料金の計算

スタジオ料金(利用料金)が各スタジオの広さや時間帯によって定められています。通常、1時間1800円〜3000円くらいが相場と言えます。

バンドのメンバーが4人いればこの料金を4人で割ればよいわけです。カラオケボックスのような人数計算の料金計算ではないので、バンドメンバーが多いほうが一人の負担は小さくなります。

まずはなにをすればいいの?

このサイトのトップページから、家の近くのリハーサルスタジオを探してみましょう。スタジオにはリハーサル(練習)用とレコーディング(録音)用の2タイプがあります。バンドの練習にはリハーサルスタジオを利用します。

いきなりスタジオに行って大丈夫?

スタジオ料金の計算

カラオケと違っていきなりスタジオに押し掛けても貸し出してもらえません。事前に予約をしておく必要があります。多くのスタジオでは会員制になっています。(通常500円〜2,000円くらいの年間会員費が必要)。

はじめての場合は貸し出し前に入会が必要になるでしょう。通常は、はじめて利用する当日の貸し出しの前に、学生証や身分証明書を提示し、入会金を支払うことで利用できるはずです。

何時間くらい予約をすればよいですか?

スタジオ料金の計算

基本は2時間でよいでしょう。多くのスタジオでは終了時刻10分前には退出するルールになっていますので、1時間ではやや短く、またあまり時間が長いと疲れてダラダラしてしまうので、レンタル料金の無駄になります。

スタジオによっては「深夜パック料金」として、夜12時頃〜明け方までの6時間程度を格安で利用できる場合もあります。その場合は休憩しながらじっくり練習・リハーサルができます。

スタジオは怖くはないですか?

スタジオ料金の計算

スタジオスタッフのお兄さんがデスメタルのTシャツを来ていますが、実はとても親切なので心配ありません。予約方法やスタジオの利用方法も優しくアドバイスをしてくれます。あと「霊感の強い」といってきかないメンバーがいる場合、かならず「スタジオに霊がいる」と言いますので夏は多少涼しくなるかも。

予約日当日は何をもっていけばいいですか?

スタジオ料金の計算

楽器はもちろん、アンプに接続するためのシールド、ピック、チューナー、弦の予備など持っていきます。スタジオ内で販売・レンタルしている場合もありますが、品切れで全く練習にならないこともよくあります。エフェクターや電子楽器を持っていく場合はアダプターや電池もお忘れなく。ドラムのスティックは複数セットもっていきましょう。

スタジオに入る前の注意事項はありますか?

予約時間の15分前には到着してロビーなどでチューニングなどの準備をしましょう。遅刻は他のメンバーに迷惑です。遅刻が原因で解散したバンドも多いので「遅刻したら罰金」などのルールを最初の段階で決めておくとよいかも。

スタジオに入ったら各自勝手に音を出しはじめました・・

スタジオ料金の計算

ドラムは練習できないので、バンド練習の時間が「個人練習の場」となってしまう事があり、ある程度致し方ないところです。そこで、「貸出開始15分になったら練習を開始」とルールを決めておくと良いでしょう。

スタジオが大音量の音の洪水で何が何だかよくわかりません・・・

スタジオ内は相当な大音量です。メンバーが自由にボリューム設定するとスタジオ内は一瞬のうちにして音の洪水と化します。これでは練習になりません。なるべく早めにここからステップアップする必要があります。

それではスタジオでの音量調節のコツを教えて下さい

スタジオ料金の計算

音の大洪水状態で一番困るのはボーカル担当です。ボーカルはマイクを通してスピーカーから鳴りますが、ドラムの生音、ベースの重低音にはとうていかないません。

そこで、メンバー全員が「ボーカルがよく聞こえる状態を心がける」ことが大事です。特にギターアンプの音量は小さめに設定することが大事です。

楽器者担当はもの足りないかもしれませんが、ここは我慢しましょう。

マイクの接続、ミキサーの使い方がわかりません

リハーサルスタジオにはマイクを接続するためのPA機器(ミキサー・アンプ・エフェクターなど)が完備されています。これらのセッティングは、楽器準備の必要のないボーカリストが行うことが多くなります。スタジオに備え付けのPA機材に使い方の説明が書いてありますので落ち着いて設定してください。

スタジオのミキサー

すべてのPA機材の電源がオフになっていることを確認してから、マイクの出力端子をミキサーに接続します。フェーダー(音量設定のメーター)が0(最小)になっていることを確認してから、ミキサー・アンプの順で電源をオンにします。徐々にフェーダーのボリュームを上げて調節して下さい。(※終了時は逆に、アンプ・ミキサーの順番で電源をオフにします。)

この手順は全国のスタジオで共通のルールです。大音量を扱う機材なので操作には注意が必要です。わからないことがあったら勝手に色々試さずにスタジオの受付に相談しましょう。

スタジオの機材を壊してしまいました

わざと壊したのでなければ全額を弁償させられるということはないと思いますので(実際にはスタジオ会員の規約を確認してください)、正直にスタッフの方に告白してしまいましょう。

ただし暴れてスタジオの壁を破損した、とか、飲み物をぶちまけてミキサーやアンプを壊した、など悪質な行為の場合、弁償、会員資格取り上げ、出入り禁止になります。

スタジオの予約時間が終わりました。どうすれば良いですか。

スタジオ料金の計算

まずはお疲れさまでした。練習中の演奏をレコーダーなどに録音し、メンバー全員でプレイの反省会を行うことも大事です。この練習後の反省会がバンドの音楽的な成長や結束を高めます。

この時間の過ごし方がバンド活動でもっとも大事といっても過言ではありません。次回の練習までの各自の課題を決定することも大事です。次回の練習の予定をその場で決めて予約しましょう。

最終更新日:2016/7/4(MUSIC-MDATA編集部)