音楽スタジオ目的別ガイド 目的にあったスタジオを選ぼう

バンド練習や個人練習で使える音楽スタジオは全国津々浦々たくさん。用途によっても様々な運営スタイルの音楽スタジオがあり、それぞれに特徴があります。自分の利用用途から、ベストなタイプについて考えてみましょう。

一般的な音楽スタジオ

音楽スタジオの部屋は大きく分けて、バンドや個人が練習を行うための「リハーサルスタジオ」と、演奏を録音して音源を制作するための「レコーディングスタジオ」に分類されます。それぞれのスタジオルームのみを持つ専用店舗と、両方のスタジオルームをもつ店舗があります。

リハーサル・スタジオ(バンド練習・個人習用スタジオ)

リハーサルスタジオは、ボーカル・楽器各パートが同時に演奏することができるスペース、設備が用意されている専用の店舗です。全国津々浦々に大小さまざまなスタジオがあり、環境や設備も様々です。

アンプが壊れていたり、シンバルにヒビが入っているなどメンテナンスが行き届いていない場合もあるので、活動エリア内にあるいくつかのスタジオを実際にレンタルして「行きつけのスタジオ」を決めましょう。

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レコーディング・スタジオ(録音専用スタジオ)

レコーディングスタジオは演奏を録音するために利用するスタジオです。ミキシングルームと、いくつかレコーディングブース(ボーカルや楽器を演奏するための個室)から構成されています。ミキシングルームには、演奏を録音・編集するための高価な機材が用意されています。通常はスタジオ専属のオペレーターが操作を行ってくれます。

また、自宅で録音。編集したオーディオデーターなどのやりとり、インサートがスムーズにいくような環境(ProToolsなど)が完備されているかも重要です。

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楽器屋にあるレンタルスタジオ

総合楽器店の多くにはリハーサルスタジオや、ミニライブが行えるライブスペースがあります。楽器店だけあって、機材や施設もきれいに整備されていて、弦が切れたり、エフェクターの電池が切れた時でも安心です。

楽器店の方針・都合によって、アンプ・ドラムなど設置機材のメーカーに偏りがあることが多い(例えばすべてYAMAHAだったり…)ので、こだわりのある人にはちょっともの足りないかも。楽器店営業とのかねあいで、閉店時間が早い、ミーティングルームがない、土足禁止etc...、上級者やパンクバンド練習には向きません。

合宿が可能なリゾートスタジオ

レコーディングやリハーサルを集中して行いたい場合に適しているのが合宿可能なリゾートスタジオです。スタジオの他に宿泊場所や食事の施設なども完備されています。湖畔や海沿い・避暑地などのリゾート地に多く、バーベキューやキャンプファイアー、フィッシング、スキー・スノーボード、登山やマリンスポーツといったアウトドアスポーツも楽しめる場合もあります。

日々の生活空間から抜け出し、バンド演奏、レコーディングが出来る環境はプロ・アマ問わず全てのバンドマンの極上空間と言えます。

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「個人練習貸出」を利用しよう

多くのリハーサルスタジオは一人(または二人)で練習をするための「個人練習貸出」を設定しています。当日または前日の段階で、バンド利用の予約が入らなかった空き枠を、個人向けに格安の料金でレンタルしてくれるシステムです。

使い方は利用の当日(または前日)にスタジオに問い合わせて個人練習貸出枠が空いているかを確認して予約します。利用料金は通常の予約利用に比べて格段に安い上、自由に一人で使えるので、効率的に練習を行うことができます。ただし、予約時間の自由がきかないため計画的な練習予定をたてることは難しいのが弱点です。

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最終更新日:2016/7/4(MUSIC-MDATA編集部)