StudioASPが取材した音楽スタジオ・インタビュー特集(全66回・2014年3月〜2019年10月)のアーカイブです。掲載情報は取材当時のものです。

音楽スタジオファイル Vol.7

SOUND STUDIO NOAH 高田馬場店

サウンドスタジオノア高田馬場 について
高田馬場駅より徒歩3分。2016年夏に大幅改装リニューアル。スタジオ全14部屋(3帖~30帖)。 Fstにはグランドピアノ(YAMAHA C3L ¥700/h)常設。Cst(30畳+5畳のサブルーム)には音センサーLEDライトを附属し、ゲネプロ、セッション、曲作りやアレンジの仕上げ、ミーティング利用にも最適。1Fのスタジオ内は有線LANの接続が可能。ライブ配信にも対応。レンタルロッカー、専用駐車場5台あり。料金¥1,200/1h~。
サウンドスタジオノア高田馬場 お問い合わせ
サウンドスタジオノア高田馬場公式サイト
豊島区高田3-15-7 第一大島ビル B1F-1FF
TEL:03-3985-6761
24時間営業

音楽スタジオの中の人に話を聞いてみた〜 スタジオノア高田馬場店 編

このコーナーは音楽スタジオでミュージシャンをサポートしてくれる「中の人」に突撃インタビューして、色々お話を聞いてしまおうというコーナーです。中の人の皆様、ご協力ありがとうございました。

サウンドスタジオノア 高田馬場店・店長 濱田 拓人 氏

本日取材させて頂いたスタジオノア高田馬場の店長、濱田拓人さんにお話を伺いたいと思います。よろしくおねがいします。まずは高田馬場店について教えて下さい。

おはようございます、よろしくおねがいします。オープンは2005年で、山手線沿線のスタジオでは最大数クラスでボーカルブースも含めると全部で14部屋、なかでもスタジオノア内でも最大クラスの30帖(+サブルーム5帖)のCstが特徴です。法人によるプロユースのゲネリハからビックバンド、大人数のダンスやサンバチーム、アイドルグループのリハーサルなどでも広さを活かして活用いただいています。

Cstはソファーもあって長時間のリハや制作にも快適そうですね。全体的にはスタジオやロビーなどロック的なテイストも感じました。

バンド練習で使える各スタジオの機材もバラエティ豊富に揃えていて「Aの5スタじゃないとダメ」、っていうバンドさんもいらっしゃいますね。このエリアはライブハウスも沢山あるので、ヴィジュアル系のバンドがステージ衣装の状態で利用されていることもあります。メイクさん呼んで、ライブ前に鏡張りのスタジオでリハして「キメて」そのままライブに行く、みたいな感じで。

それは便利な使い方(笑)ですね!グランドピアノがあるスタジオもありましたが、個人練習で使ったりできるのでしょうか?

はい、利用可能です。ピアノやドラムの個人練習は前日の夜10時30分から空いているスタジオを予約できます。料金も一人¥600/hからと低価格で利用できるので大変おススメです。

では次に、濱田さんがノア高田馬場店の店長に至るまでのお話を聞かせて下さい。ご出身はどちらですか?

関西の兵庫県出身です。もともと楽器や機材、レコーディングにすごく興味があったので、地元で音響等が専攻できる大学に進学して音響を学びつつバンド活動を続けて、大学卒業後はレコーディングスタジオに2年くらい勤務した後にノアに入りました。

そのタイミングで東京に上京してこられたんですね?それはいつ頃ですか?

2011年ですね。最初はノア都立大学店でアルバイトスタッフから始めて、当時ノアの最大規模だった新宿店のオープン立ち上げを経験させてもらいました。その後、副店長として高田馬場店に移り、2年前から店長をさせて頂いております。

バンドではどのパートを担当されていたのですか?

高校時代からドラムでした。レンタルスタジオのスタッフとしてはドラムの経験がすごく役に立ちましたね。個人練習でのドラムの利用も多いですし、サウンド面も他のパートの音を俯瞰して聴く位置ですので。スタジオに勤務するにはドラムはお勧めです(笑)

ノア高田馬場店ならではの困ったエピソード(笑)などはありますか?

スタジオノア全体に言えると思いますが、会員の皆様はみんなマナーがよくて特に困ったことはないんです。たまにですが、場所がら酔っぱらいの人が24時間のカラオケ店なんかと間違えて入ってきますが、その時はちょっとドキッとしますね。あと自宅も馬場なので何かあればすぐに自分が駆けつけられる状態にしています。

先ほどスタッフの方にお伺いしたのですが近々パパになるそうですね?おめでとうございます。

ありがとうございます(笑)

高田馬場エリアはレンタルスタジオも沢山ありますが…

このエリアはレンタルスタジオがひしめき合っている状態で、学生さんなどはいろいろなスタジオを行き来して利用している状況だと聞いています。

ノアさんとしては他のスタジオとどのような差別化をされているのでしょうか?

正直、高田馬場店のエリアは値下げの激戦区のようになっていますが、そこに頼らず、より良い機材、良いスタッフとサービスを揃えることでその分満足していただけるリハーサル環境を整えています。また、定番機材はもちろん最新の機種からマニアックなモノまで豊富なラインアップの機材や楽器をを無料で試すことができます。レコーディングスタジオ経験者や専門学校でPAを学んだスタッフも多いので録音についてのアドバイスや機材の使い方にもスムーズに対応できます。

それは心強いですね。

それと、レコーディング用のマイクセットには力を入れています。スタジオに自分のレコーディング機材を持ち込んでボーカル録りやバンド一発撮りされる方も多くいらっしゃいます。

スタッフの方もみんなとても親切そうでした。では、最後に高田馬場店のPRをお願いします。

いつ来店されても気持ちよく利用して頂けるように、常にメンテナンスが行き届いた綺麗なスタジオで、いつでも会員の皆様を迎えられるようにしておくのが理念です。全スタッフ9名で常に4〜5名が常駐しておりテクニカルな対応も万全です。ぜひともご利用ください。

MUSIC-MDATA編集部(取材日 2018年2月 / 最終更新:2018年3月)

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高田馬場(新宿区)
高田馬場
1910年にJR山手線、1927年に西武新宿線、1964年に早稲田通りにそって東京メトロ「東西線」が開業。駅名の由来である史跡「高田馬場」は西早稲田3丁目付近にあったとされ、本来は「たかたのばば」と呼ぶのが慣わしだったが、旧国鉄が「た」に濁点をつけた駅名にしたことで、その後「たかだのばば」が町名として一般化していった。銀行支店のカナも2通りある。
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